十五夜を10倍楽しむ方法!由来を知ってしっかり準備!お月見対策!
お月様にはうさぎが住んでいる!なんて聞いたことはありますか?
どうしてうさぎが住んでいると言われるかは、雲がかかっていない澄んだ夜空の日に明るく輝くまんまるな満月を見上げてみてください。
そのお月様にはよくみると濃淡がついています。
その濃淡をよ~く見つめてみると、うさぎが餅つきをしているように見えるのです。
それでは、よく聞く十五夜って何?どんな行事?何をするの?
そんな疑問を感じた方に、今回は十五夜についてお話をしていきます。
十五夜の由来って何?元々はどんな行事?
日本では古い昔から、太陽と同じく月を大切なものとしていました。
有名なかぐや姫のおとぎ話も、物語の最後には成長したかぐや姫がお月様の世界へ帰っていく、満月とともに描かれる切ないストーリーです。
日本で行われる伝統行事の一つとしての十五夜
起源は平安時代に遡ります。歴史としてはかな文字が生まれ、女性でも文学を書いて
読まれるようになってきた時代です。
貴族と呼ばれる人がいるなか、感性豊かな女性が少しずつ活躍し始める時代に生きた日本人は、やはりお月様を大切にしていたのでしょう。
十五夜は、こういった時代の中で生まれました。
十五夜は、「中秋の名月」とも呼ばれ、満月のことを指し示しています。
お月様は、新月という夜空に月の姿が見えない日→半月→満月→半月→新月というサイクルで形を変えていきます。
この一周が、およそ1ヶ月です。
すると、新月から満月に至るまではだいたい15日かかるのです。
15日の日数、15日の夜を経て、新月が満月になっていくので「十五夜」と呼ばれています。
一年のうち、いつでも十五夜というのかといえばそんなことはありません。
一年のうち、最も夜空が澄み渡って綺麗なお月様を見上げることができる、秋の期間のことをいいます。
具体的には9月中旬から10月上旬といったところでしょうか。
この間に満月を見上げることができる日が、十五夜のお月様です。
秋は収穫の秋でもあります。
お米や野菜など、暑い夏の時期に燦々と太陽の光を浴びて育った作物が、秋のこの時期に美味しく実ります。
十五夜の日には綺麗なお月様を見上げながら、秋の収穫を喜ぶお祭りという意味合いも含んでいます。
十五夜に準備したいものはこれ!
十五夜には何をしたらいいの?そんな疑問にお答えします。
十五夜はお月様を愛でる日でもありますし、秋の収穫を祝う日でもあります。
その日の夜に用意する代表的なものは、月見団子とすすきです。
月見団子は満月のまんまるお月様に似せた、白くて丸いお団子です。
すすきは、稲穂に似ているので飾ります。収穫のお祝いのためですね。
月見団子は十五夜にちなんで15個食べると無病息災でいられるといいます。
お盆や飾り台の上に高くピラミッド状に積み上げて、すすきと一緒にお月様の月明かりがあたるような場所に飾りましょう。
月明かりが照らされて、お月様のパワーを受け取ることができます。
他にもまんまるなものを用意しても良いでしょう。
たとえば、里芋の煮物も作られることがあります。
そしてその秋に収穫された野菜やお米を使用してお食事を作ってみてもいいですね。
家族みんなでお月様を見ながら美味しい食卓を囲みましょう。
まとめ 由来を知って、十五夜を楽しみましょう!
毎日夜になると、当たり前のように目にしているお月様。
そんなお月様を一年に一度はゆっくり見上げて、その美しさを愛でてみてもよいのではないでしょうか。
十五夜という日は、由来を知って意識しないとあっという間に過ぎてしまいます。
実は頭の上にすごく綺麗に満月が輝いているのに、もったいないです。
秋になったら、今年の十五夜のお月様はいつの日かな?と調べてみて、その日になったら月見団子とすすきを用意しましょう。
そしてお月様を見上げて、食卓に上がっている美味しい食材の実りをお祝いする一日を、ぜひ楽しんでください。
もしかしたら身近なお友だちや大人たちも十五夜の由来については知らない人もいるかもしれません。
少し教えてあげてみんなで秋の夜長を楽しめたら、思い出になると思います。
そしてお月様の力を受けて、心も体も元気でいられることでしょう。