残暑見舞いに返事を出すべき?出す時期と文例を紹介
日本人の文化として、お正月には年賀状、夏には暑中見舞いや残暑見舞いを送る風習がありますね。
年々、年賀状の数も減り、スマホやSNSなどで済ます人が多くなりましたが、たまには手書きも良いものです。
しかし、デジタルに慣れている中、思いもよらず残暑見舞いが届いたあなた。
返事はどうしたらいいの?何て書いたらいい?と、あたふたしてしまいますよね。
そこで今回は、残暑見舞いを出す時期や文例を紹介します。
■残暑見舞いの返事を出す時期!返事は遅れてもいつまでならOK
年賀状は、新年の挨拶の意味がありますが、暑中見舞いや残暑見舞いの意味を知っていますか?
実は、暑中見舞いと残暑見舞いの意味はほぼ同じで、暑い中や暑さが残る中、知人や友人の健康を気遣ったり近況を伝えたり、なかなか会えないことをお詫びするために送ります。
暑中見舞いは、「暑中」の字のままで「一番暑い時期」をいい、残暑見舞いは「残暑」なので、「一番暑い時期のあとに暑さが残る頃」のことを言います。
つまり、2つは送る時期が違うだけなのです。
暑中見舞いは、7月19日・20日頃~8月6日・7日頃に届くように出します。
この時期は、一年で最も暑い時です。
残暑見舞いは、8月7日・8日の立秋から、8月いっぱいまでには出しましょう。
多くの人は立秋(8月8日)から白露(9月8日)までに返事をするのがマナーだと認識しているので、残暑見舞いの返事は、出来れば8月いっぱいまでに、遅くても9月の始め頃までには届くようにしたいですね。
もし諸事情で返事をするのが遅れたなら、残暑見舞いとせず、その時期にあった挨拶の手紙やはがきを出しましょう。
その時は、お礼の言葉と返事が遅れたことに対しての謝罪文を忘れずに書いて下さい。
■簡単に書ける文例を紹介!一般的&ビジネス向け
次に、誰でも簡単に書ける残暑見舞いの例文を紹介します。
【一般】
○残暑お見舞い申し上げます。
朝夕は涼しい風が吹くようになりましたが、まだまだ暑い日々が続いています。
みなさまは、変わりなくお過ごしでしょうか。
我が家は、夏の暑さに負けることなく、みな元気に過ごしています。
まだまだ暑い日が続くようですので、くれぐれもお体をご自愛下さい。
令和○○年 立秋
○残暑お見舞い申し上げます。
立秋と言われても気づかないくらい、まだまだ夏の陽気が続いていますが、みなさま元気でお過ごしでしょうか?
暑さに負けまいと、ビール片手に食欲の秋を一足お先に実行している今日この頃です。
ですが、スポーツの秋はまだまだ先の予定です。
暑さはまだしばらく続くようなので、どうか体調管理にはお気をつけ下さい。
令和○○年 晩夏
※残暑見舞いには令和○○年のあと、立秋や晩夏、葉月という言葉を使います。
○年○月でもいいですよ。
残暑見舞いを書くコツは、長々お書かず、なるべく短い文章にまとめることです。
挨拶→相手の安否を気遣う文→近況報告→相手の健康を気遣う文→日付と覚えておけば、簡単に書けると思います。
【残暑見舞いの返事】
残暑見舞いの返事には、上記の書き方に加え、挨拶の後にお礼の言葉と、書ければ相手の様子に対しての言葉を付け加えます。
例えば
・暑中見舞いのはがきを送って下さり、ありがとうございました。
みなさま、元気に過ごされているとのことで安心しました。
などです。
もし返事の期日を過ぎてしまった時は、「残暑見舞い申し上げます」とは書かず、「先日は丁寧な残暑見舞いを頂きまして、ありがとうございました」と書きましょう。
【ビジネス】
○ビジネス用は硬い文章になってしまいますが、取引先やお客様に失礼がないよう、きっちり丁寧に書くことが大事です。
また、会社や店舗の休暇日を連絡する手段としても使います。
まとめ
インターネットが普及している現代に、手書きのはがきって新鮮ですよね。
年に1回しかないことなので、今年の夏はぜひ手書きのはがきを送ってみませんか?
きっと相手にも気持ちが伝わると思います。