モーニングアタック!朝の鼻づまりの原因は?対策と方法は大丈夫?
モーニングアタック!っていかにも朝から穏やかじゃない感じですよね。
ある症状をお持ちの方には聞き覚えのある現象ではないでしょうか?
何か鼻に息苦しさを感じて目が覚める…起きた早々鼻水が出る…このような症状に悩まされている方、これがモーニングアタックなんです。
実は私も昔からこの症状に悩まされていましたので、人ごとではないんですよねぇ。
辛さも分かりますし、なんとか解決してあげたい気持ちもあります。
このモーニングアタックが起こる理由と解消法を一緒に学びましょう♪
モーニングアタックとは?朝の鼻づまりとの関係は?
お話しした通り、朝起きた時に鼻づまりや鼻水が出る現象をモーニングアタックと言うのですが、これは一体何が原因なのか。
いくつかの理由がありますので、それぞれご紹介していきましょう。
○花粉症、アレルギー性鼻炎
一番多いであろう症例が花粉症だったりアレルギー性鼻炎に伴う症状ですね。
『アレルゲン』ってご存じですか? これは花粉やペットの毛、室内に舞っているホコリや布団の中にいるダニなど、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を引き起こす物質の事をこう呼びます。
例えば外から帰って来た後に花粉が付いた服を脱いだ時、ホコリやペットの毛が落ちている床を歩いた時、ダニのいる布団を敷く時、こういった物は全て空中を舞い、部屋の中で人が動いている限りは落ちてきません。
それらが一斉に落ちてくるのが夜寝静まった時なんですね。
寝ている間に落ちてきたアレルゲンを吸い込んでしまっている状態なので、朝起きた時に鼻づまりや鼻水、クシャミなどの症状が出るというわけです。
○自律神経の乱れ
自律神経は、リラックス状態の副交感神経と緊張状態の交感神経で成り立っています。
睡眠時には副交感神経、起床と共に交感神経に切り替わるメカニズムが、何かしらの原因で上手く切り替わらないと鼻の粘膜が過敏になり、花粉症やアレルギー性鼻炎じゃなくてもアレルゲンによる刺激を受けやすくなる…といった状態になってしまうのです。
自律神経の切り替えが上手くいかなくなるのは加齢によるものとされていますが、若者でも稀にそのような事はあるそうです。
お年寄りが朝方によく大きなクシャミや鼻をかみまくってる所を見た事がありませんか? あれはまさに加齢による自律神経の乱れが原因らしいですね。
○温度差による粘膜の収縮
これは冬から切り替わったばかりでまだ朝方の冷え込む春先や、日中との温度差が激しかったりする秋口に多い事例ですね。
温まった布団から出て、急に冷たい空気を吸う事により、鼻の粘膜が収縮してくしゃみや鼻水を引き起こす事があるようです。
因みにこの現象は『血管運動性鼻炎』と言われ、特にアレルギー体質とは関係なく起こるものなのですが、アレルギー性鼻炎持ちがこの症状にかかると酷いモーニングアタック状態になってしまうようですね。
適切な処置で朝からすっきり!
モーニングアタック対策としましては、まず上でご紹介した自律神経の乱れとアレルゲンを何とかしなければなりませんよね…個別に対策を書いていきましょう。
■自律神経が乱れる原因を正す!
自律神経の乱れはズバリ、生活習慣によるものが大きいのです! 人それぞれ事情があるとは思いますが、寝不足だったり昼夜が逆転した生活を続けることによって自律神経は乱れると言われています。
対策は『規則正しい生活をする』です。朝起きて夜寝る。これを毎日同じパターンで繰り返すだけです。
決まった時間に睡眠をしっかり取る事で、自律神経は安定するものですからね!
ストレスも自律神経が乱れる原因となってますので、疲れたら無理をせずに休む、悩み事がある時は心に溜め込まず誰かに相談する。
とにかくストレスを抱え込まないようにしましょう。
■アレルゲン物質を極力排除する
正直アレルゲン物質を全て排除するとい事は、無菌室でもない限り不可能だとは思いますが、少なくする事はできるはずです。
外から帰って来た時は、玄関口で上着を脱ぎホコリや花粉を落としてから家に入る。布団をマメに天日干しや乾燥機にかけてダニなどを死滅させる。
毎日床掃除をしてホコリやペットの毛を吸い取るなど。
とにかく部屋の中を清潔に保つ事が一番の防衛策だと思いますので、面倒かもしれませんがマメにアレルゲン物質を排除しましょう。
窓を開けての換気も良いですが、花粉が舞う時期は逆に部屋に入り込んでしまうので注意です!
■一度耳鼻科にて受診を
自律神経などが原因のモーニングアタックとは違い、花粉症やアレルギー性鼻炎の場合、それを治さない限りはアレルゲン物質によるモーニングアタックの可能性は無くならないでしょう。
『花粉症だから仕方ない』 『アレルギー性鼻炎だから仕方ない』と病院に行かないまま放置してませんか?
薬での治療や軽い手術によってその症状は緩和又は完治するかもしれません。一度耳鼻科で診察してもらい、先生と治療について話し合ってみてはいかがでしょうか?
診てもらって損はないと思いますので是非。
朝の目覚めの良し悪しによって、その日一日の気分が左右されたりもしますので、モーニングアタックは辛いですよね。
完全に打つ手がないわけではなく、緩和や治療方法があるということはお分かりになったと思います。
快適な目覚めを手に入れるため、ご自分の症状に合った適切な処置を!