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大人のあせもが治らない原因はアレだった!簡単な対処方法でOKかもよ

子どもに多いとイメージされる「あせも

実は大人でも悩まされている人は多いんです。

 

蒸し暑い夏、汗をたくさんかくとどんな人でもあせもになる可能性はあります。

一度あせもを発症すると、あまりのかゆみに思わず掻きむしってしまい、なかなか治らないという経験がある人も多いと思います。

 

あせものかゆみは強烈なので、ただでさえ寝苦しい夏の夜にかゆみで熟睡できなかったり、かゆみで仕事に集中できないなんてこともあるでしょう。

 かといって病院に行くほどでもないし・・・。

 

そんな大人のあせも事情、ふだんの生活をちょっと見直して工夫するだけで、意外と簡単に予防&ケアが可能です。

 

あせもの原因や予防、できてしまった場合のセルフケアについて説明していきます。

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【ついついやっちゃうダメな事「かきむしる」「乾燥させる」「汗をかきすぎる」】

 あせもは正しくは汗疹(かんしん)といって、皮膚炎のひとつです。

汗疹と書くくらいですから、原因はズバリ汗

 汗をかかない人間はいませんから、どんな人でもあせもになる可能性があります。

 

汗は皮膚の深いところにある「汗腺」から分泌され、「汗管」という管のような器官を通って、「汗孔」から体の外へと流れ出ます。

 一度に大量の汗をかくと、汗が汗管の周りの組織に溢れて、皮膚の中にたまってしまいます。

そこが炎症をおこして水ぶくれや赤い発疹(ブツブツ)になってしまうのが「あせも」です。

 

汗腺の数は、大人も子どももほぼ同じです。

子どもは小さな面積に汗腺が密集しているので、大人よりもたくさん汗をかきやすく、その分んあせもになりやすい。

そのため、あせもというと「よく子どもがなる」というイメージが強いのですね。

 

あせもができやすいのは、主に頭、額、首

そしヒジの内側、足の付け根やヒザの裏です。

 そのほか、汗を拭き取りにくい背中や、ベルト付近のおなか周りも汗をかきやすくあせもになりやすい場所。

一度できたあせもが治りにくい場所でもあります。

 

汗をかいたまま放置しておくと、汗孔をふさいでしまい汗管がつまりやすくなるんです。

長時間、汗で湿った状態にしておくとあせもになりやすいので、帽子のかぶりっぱなしもあまりよくありません。

 

蒸れて軽いかゆみを覚えたら要注意

なるべく汗を拭き取り、できればシャワーで流して、汗管のつまりを予防すればあせもになる危険を避けられます。

 

とはいえ、気がついたらもうあせもができてしまっていた!という場合が多いですよね。

 

あせもができてしまったら、できるだけ「かかないこと」が大事です。

かゆいのが主症状なのに「かいちゃダメ」なんて、ちょっと厳しいとは思いますが、掻きむしって傷ができると、そこから雑菌が入って炎症が悪化してしまいます。

掻けば掻くほど、かゆくなるんですね。

 

ひどくなると化膿して「とびひ」など別の病気に発展してしまうこともあるので、とにかく掻き壊してしまわないこと。

 

汗をかけば乾燥とは無縁のような気がしますが、あせもができた皮膚の下は乾燥していることもあります。

乾燥すると皮脂が過剰分泌しバリア機能も低下するので、より炎症が起きやすいんです。

 

そしてなにより「汗をかきすぎる」のをできるだけ避けること。

 あせものある皮膚に汗をかいてしまうと、その汗が原因であせもをより悪化させてしまいます。

 あせもがなかなか治らない場合は、「肌を掻きむしっていないか」「肌・体内が乾燥していないか」「汗をかきすぎていないか」チェックしてみてください。

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【あせもになったら対策はあるの?病院行くのはめんどくさい】

 あせもが悪化して化膿してしまったり、あまりにもかゆみが強くて日常生活に支障がある場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

 

けれども、軽いあせもを繰り返してしまっている場合など、病院にいくほどではないと判断することも多いでしょう。

 あせもができてしまったら、まずは自分でできるケアを試してみましょう。

 

まずは、かゆみ対策

かゆみは冷やすと治まることがあるので、冷やしタオルや保冷パックを当てると効果があります。

強いかゆみはステロイド配合のかゆみ止めがよく効きます。

市販薬もありますので、病院に行く暇がなくても、薬剤師に相談して症状にあった薬を選びましょう。

ステロイドは強い薬で、よく効きますが副作用もあるので、用法は守ってくださいね。

 無意識に掻いてしまうこともありますので、ツメを短く切っておく方がベターです。

 

次に乾燥への対策

お風呂あがりなどにボディローションやベビーオイルなどでケアするといいですね。

体内の乾燥にも気をつけて、水分をしっかり補給することも大切です。

 

そして、一番難しいと思われがちな「汗をかきすぎない」対策

 汗の量は自分ではコントロールできませんが、空調をコントロールして汗をかきすぎないようにすることはできそうですね。

 

寝ているときは節電のためエアコンをつけない派の人も、あせもができてしまった場合は、寝ている間に掻きむしってしまわないように、エアコンで快適な温度に調節してみましょう。

 

汗をかいたら、なるべく早く汗を洗い流すのが理想的です。

シャワーで汗を流すのが一番ですが、濡らしたタオルでふき取るだけでもOKです。

 たくさん汗をかいたときは、着替えるほうがよいでしょう。

 

着替えができない場合でもできるだけ通気性の良い服装を心掛けたり、帽子ならメッシュのものにするなど、汗で皮膚が湿ったままにならないようにすることが大切ですね。

 

 

【汗をかきすぎる恐れあり!生活習慣も見直してみて】

 ふだん、何気なく行っている生活の習慣のなかに、汗をかきすぎ・かきやすい原因になっていることが潜んでいる場合もあります。

 

辛い料理やアルコールは発汗をすすめるので要注意。

特にアルコールは体内から水分を奪うので、あせもが治るまでのあいだはお酒は控えめに。

 

熱いお風呂も、体温を上昇させるので発汗を促します。

あせもができているときは特に、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるのがおススメです。

 

体を洗うときも、かゆくて思わずゴシゴシしたくなりますが、刺激で炎症が悪化するのでNGです。

手で泡立てた石鹸の泡でやさしく洗ってくださいね。

 

 

あせものセルフケアはそのまま予防のケアにもなります。

繰り返して治らないあせもは、一度よくなってからも、油断せずにケアを継続することが大切です。

 

人間は汗をかくことで体温調節したり老廃物を排出したりしていますので、汗をかくことそのものは大切な機能です。

とはいえ、汗でべたべたなのは不快ですし、あせもになったらかゆくて大変。

 

仕事中に着替えは難しいし、汗をかいたからといってすぐにケアできない大人はあせもになると苦労しますよね。

 

でも、今回ご紹介したような日常生活のちょっとした心がけが、あせもケアや予防ケアになるんです。

 

ぜひ試していただいて、さわやかな毎日を送ってくださいね!