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七五三で神社へ納めるお金は「新札」?それとも「旧札」?

七五三で神様への気持ちを表すと言われてる初穂料ですが、渡すときのお札は「新札」にすべきか「旧札」にすべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では「新札」にすべきか「旧札」にすべきか、初穂料をなぜ納めるのかなどをご紹介します。

七五三でどっちにすべきかを知りたい方は是非この記事を読んでみてください。

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初穂料をなぜ収めるのか?汚れたお札じゃいけない理由

そもそもなぜ神社にお金を納めなければならないかというと、昔から日本にはお米を収穫していた時期に、獲れたお米を神様にお供えすることにより収穫を感謝するという習慣がありました。

時代が変わるとともにお供えするものを用意するのが難しくなっていき、「初穂料」として神様に献上するようになったのでした。

 

参拝という習慣は室町時代から始まり、この時代では、乳幼児の死亡率がかなり高かったことから3歳から5歳まで無事に育ってほしいと願いを込めて参拝をしていたそうです。

そして神様にお金を奉納するという文化と、3歳から5歳まで無事に育ってほしいと願いを込めて参拝していた習慣が合わさって、七五三という行事に発展したのです。七五三のルーツがお米を神様に奉納していたことから始まるというのは驚きましたね。

ちなみに初穂料の相場は5000円から10000円くらいです。5000円から受け付けている神社が多いです。もしくはあらかじめ金額を指定している神社もあるので、七五三を行う神社へ確認するのもいいですね。

 

 七五三で初穂料を神社へ渡すとき、新札を渡さなければならないというルールはありません。

「捧げる気持ち」これが一番大切になります。つまり、「子供がここまで健やかに育ってくることができたのも神様のおかげです。ありがとうございました。そしてこれからも見守っていてください。」という気持ちを伝えることが重要なのです。

かといって、敗れていたり汚れたお札を出すよりもなるべくきれいなお札を渡すように心がけましょう。初穂料は気持ちが一番大切ですが、汚すぎるお札だと神様に渡す物としてふさわしいか疑問なのできれいなお札を渡したほうが良さそうですね。

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子供のお祝いだからこそ「新札」や「キレイなお札」を使いたい

七五三は子供のお祝い行事です。だからこそ初穂料は神様に捧げるものなのできれいなお札を使うようにしましょう。

もし汚いお札しかない場合は、お札に霧吹きを軽くした後、アイロンで軽く当ててあげるとシワくらいならきれいになります。

できれば、銀行等でピン札に交換してもらったほうが失礼ではないです。確かに汚れたお札をきれいにしたものよりも、銀行でピン札に交換してもらったほうが見栄えもいいですし、手間もかからないですね。

 

初穂料をのし袋の中袋に納める際には向きがあります。

それは人が印刷されている絵の向きに揃えて、それが上になるように納めます。これは必ずしもこうする必要はありませんが、上にも書いた気持ちを込めるものなので、できるかぎり向きを揃えて正しく納めるようにしましょう。お札の向きや入れ方も正しいほうがスッキリします。

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きれいなお札で初穂料を納めよう!

今回は初穂料をなぜ納めるのか、お札は新札でなければならないのか、子供のお祝いだからこそ新札を使いましょうということなどを紹介しました。

汚いお札でもいいのに新札を準備するのがめんどうくさいと感じられたかたもいるのではないでしょうか。

しかし、七五三は神様に対して「子供に健康に育ってほしい」また、「これからも健やかに育ってほしい」ということをお願いする行事であります。

だからこそ、初穂料を準備するときは面倒くさがらずに新札を用意し、子供の幸せを願っていきましょう。