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お風呂のカビ取りで水をまいてる?ホントは怖い事実『水を撒く、こする』

奥さん、お風呂場はいつも綺麗ですか?

掃除しても掃除しても発生するカビに疲れて放置したりしてませんか?? 

お風呂場って本当にカビが発生しやすい空間なので、どれだけ一生懸命掃除をしても短い期間ですぐにカビだらけになってしまいますよね。

 

私も次々発生するカビに疲れてしまってそのうち放置してしまった事があります。 

 

でもこれって掃除の仕方にも問題があるのはご存じでしたか?

『こすって水を撒く』掃除方法が一般的だと思いますが、これこそがその元凶だったのです!

 

驚いている主婦の方々も多いでしょうが、これから本当は怖いお風呂掃除の事実をお伝え致します。

  

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■お風呂場のカビ取りで水をまいたら…?こすると…?

お風呂から上がる時にシャワーの水で洗い流してから出る、掃除をした後の仕上げに水をザバッとかけて終了する。

身に覚え、ございませんか?

最後に水で洗い流すと何となく綺麗になりそうか気がしますよね♪

汚れ落としもそうですが、冷たい水をかけるとカビも発生しにくいんじゃないか…みたいな。

 

実はこれ…カビを育てる行為なんだということを知っていましたか?

  

カビが発生しやすい条件は温度ではなく湿度です。

湿度=水分と考えるとピンときますよね?

 

カビというのは水分を含むことによって胞子を飛ばすのです。

胞子を飛ばすその性質と、シャワーなどでバシャっと水をかけた時の勢いが合わさってお風呂場全体にカビが飛び散ります。

 

カビには水ではなくお湯です! お湯(45℃以上)をかてけやることによってカビは死滅、又は繁殖力が弱まることを覚えておいてください。

 

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換気のかけかたにも注意!!

入浴後やお風呂場の掃除後に窓を開けて換気をする事は基本ですが、寒い季節や夜の場合には注意!!

 換気は部屋の湿度を下げるためにかける。これは勿論正解です。

 

ただ、いくらお湯をかけたところですぐに窓を開けてしまうと夜や季節の冷たい空気によって一気に温度が下がり、お湯が引く前にすぐ水に変わってしまい、再びカビが発生する場を作ってしまうということなんですね。

  

それともう一つ、窓をすぐ開けることによって冷えたお風呂場の空気は結露として壁や床などに残ってしまうのです。

当然これは水分ですから、そこからカビが発生します。

 

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 お風呂場の掃除はこすったら駄目?

 カビ取り洗剤などを撒いてゴシゴシこする!  これで壁や床のカビは落ちます。その時はです。

  

ツルツルとした表面の場所にカビは定着することはできませんが、デコボコした場所であればカビはその隙間に引っ掛かります。

 

どういうことかご説明しますと、カビ取りのためにガシガシこすると大なり小なり表面にキズが付くのです。

そこにカビの胞子やらその媒体となる水も溜まり、掃除をする度に傷は深く多くなり、カビが生息する場所を増やしている…ということです。

  

カビが生えやすいパッキンなどは、柔らかので傷が付きやすく、こするとガッツリ深い傷になってしまいますし、表面を削った所でパッキンの場合、奥深くまで根っ子を伸ばしているのでそこからまた生えてきます。

  

ここまでカビが減らない理由をご説明しました。次はカビ取りに効果的な掃除方法をご紹介しましょう♪

 

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■カビ取りの効果的な方法を紹介!

 カビには水よりお湯で45℃以上で死滅又は繁殖力が弱まるというのはご理解頂けたと思います。

しかし完璧に滅殺するには足りないようですね。 

様々な実験結果を調べてみた所、完全にカビを死滅させるには50℃のお湯を5秒間かけつづけることらしいです。

これで表面上のカビは完全に死滅されられたというデータが出ているのですが、パッキンなどのカビが浸透しているような場所はどうでしょう?

根を生やした部分のカビを完全死滅させるのに、およそ90秒かかったようです。

そのくらいの時間でお湯は根まで浸透するということですね。

 

 お風呂場で1番カビが根付いてる場所はパッキンなので、50℃のお湯と90秒あればどの箇所のカビでも完全に死滅されられるということなのです!

  

カビが胞子から成長するまでの期間は1週間から10日。

なので1週間に1度50℃のお湯を5秒間かけるだけでカビはもう生えてこないことになります。

 

カビの生えやすい箇所に消毒用のアルコールを使って拭いてやるとカビが生えにくくなるので、もう少し掃除の期間が長くなるでしょう。

(※ただしお酢などは駄目です!逆にカビの餌になります)

  

そして換気についてですが、どのような換気方法が良いのか

 室内の空気を一気に下げなければ良いわけですから、まずは窓を開けずに換気扇を回し、お風呂場のドアを開け放しにすることで、温度も下がらずに換気もでき、濡れた部分も乾きやすくなりますので。

 

 

こすっては駄目ならどうするの?

 確かに傷を付けてしまうとはいえ、こすらない事には頑固なカビは落ちないかもしれませんね。

 そんな時は床であれば泡タイプのカビ取り用洗剤を全体に吹きかけ1時間ほど放置する事でカビがゆるくなります。

洗剤が定着しにくい壁などは洗剤に浸したキッチンペーパーなどを壁面に貼り付けて1時間放置しましょう。

 

それでも多少残ってしまった場合はできる限り目の細かいスポンジで軽く拭き取るようにして、最後は50℃のお湯を5秒間かけてやればカビ汚れはほぼ完璧に落ちるのではないでしょうか?

  

パッキンなどの根深い部分は奥まで浸透させるには洗剤を染み込ませたキッチンペーパーをより長く放置した方が良いですね。

落ちなければ2、3回ほど繰り返し、その後50℃のお湯を90秒作戦で仕上げましょう。

 

重曹なども効果的ではありますが、頑固な汚れだからといって重曹ペーストを使ってはいけません。

あれは研磨作用が強いので傷が付いてしまいます。

 

 

いかがでしたでしょうか? お風呂場の掃除は面倒ですし、何度もカビが生えてくると心が折れてしまいますよね。

今回ご紹介したカビ対策で、カビとの戦いに終止符を打ちましょう!