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ピンチ!夏休みずらしちゃった!お盆のお墓参りはいつ行けばいい!

現代社会において「決まってお盆に休みが取れるか?」と言うと、そうと言い切れないのが残念ですね。

 家族の日程に合わせて夏休みを取ると、夏休みがお盆からずれてしまうなんてことはよくあります。

 

しかし、何故お盆にお墓参りが必要なのでしょう?

また、絶対にお盆の日に行かなくてはならないのでしょうか?

 

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お盆の時期は決まってる!お墓参り日はしっかりね!

 

◎いつ

お盆の時期は7月か8月と場所によって異なりますが、7月盆も8月盆もどちらも13日から16日の間と決まっています。

どの場所も15日が中心ということは変わらないようです。

 

◎時期

基本的にお墓参りはいつ行ってもいいことになっています。

しかし大体、春と秋のお彼岸、8月のお盆、お正月、故人の命日、月命日に行く人が多いと思われます。

 優先順位としては①お盆、②お彼岸になります。

 

お盆は、天からご先祖様が帰ってくる時期です。

まずはお墓に帰ってくるため、そこから家に招く必要があります。

 

お彼岸は、7日間あります。

先祖に感謝し六波羅蜜という仏教の修行をする時期です。

お墓参りには4日目に行くのが良いとされます。

 

◎行事

①13日をお盆入りと言います。

この日は門口でオガラなどで迎え火をし、玄関に提灯をつけ迎え団子を備えて準備をします。

 

②14日にお供えするものはナスとキュウリの胡麻和えです。

 

③15日には「蓮飯」やナスやキュウリで作った馬や牛をお供えします。

 

④16日はお盆最終日。

門口で送り火をたいてご先祖を送り出します。

 

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午後に行っても大丈夫?教えてくれないお墓参りの基本

 お墓参りに特別なマナーはありません。

しかし、ちょっとした気を付けることはあるので、それに注意して行きましょう。

 

◎時間

お墓参りは午前中がいいとされる理由は、他の用事を済ませてからついでにということがないように、お墓参りを優先して時間を確保することが大事とされています。

 

しかし、お墓が遠方にある場合は仕方がないとされ、必ずしも午前中の内に行かなくてはならないというわけではないようです。

 夕方は「逢魔が時」と言って、危険な時間帯とされていたため、控える習慣があります。

 

◎服装

黒を絶対に着なければならないお葬式と違って、何を来ても自由ですが、あまり派手な格好は控えましょう。

 

◎持ち物

生花、線香(ロウソク)、お供え用のお菓子や飲み物、半紙(お菓子類を置くため)、数珠、マッチやライター、花ばさみ、タワシやほうきなどの掃除用具、ひしゃく、手桶、ゴミ袋など。

 

掃除用具やひしゃく、手桶、線香などは、お寺によっては置いてある場所があるので、確認をしましょう。

 飲み物にお酒を選ぶのは、化学変化で墓石が変色したり、シミになったりすることもあるため控えましょう。

 

◎線香

線香を点火して香炉か、線香皿の場合は横に寝かせて置きます。

線香は口で消すのではなく、手で仰いで消してください。

口は悪業を積みやすく、けがれやすいためです。

 

◎お参りの順番

故人と縁の深い者の順でお参りをしていきます。

 

線香を消さないよう注意しながら墓石にたっぷりと水をかけ正面に向かい合掌します。

 数珠を手にかけて、胸の前で左右の手のひらをぴったり合わせます。

軽く目を閉じて頭を30度ほど傾けてください。

 冥福を祈り、日々の感謝を告げ、報告したいことを述べます。

 

◎最後に

花と線香以外は、動物に荒らされないよう、持ち帰りましょう。

 

まとめ

お墓参りはご先祖様を供養する思いがあれば、確固たる形式は決まっていません。

 ただ、最低限のマナーは守りましょうということを念頭に置いておいてください。

 

常識をもって、涼やかな気持ちでお参りをすることが、ご先祖様にとっても嬉しいと思います。