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雨の日でも換気はできるよ! 効果的な換気と掃除でカビ対策!

メジメジトジトジメジメジトジト…… 

あーーー嫌だ嫌だ!!

  

梅雨時期になると家に居ても外に居ても身体に纏わり付くようなシットリ感で、不快度MAXですよね。

 

特に家の中ですよ! 

食べ物や飲み物にすら、すぐにカビが生えてしまいますし、トイレやお風呂、洗面所から台所まで黒カビなんかがビッチリになってしまうのですよ。 

共働きのご夫婦ですと、週末のお休みくらいしか日中、各部屋の窓を開けて空気の入れ換えなんてできないですよね。

  

でも梅雨時期だから週末も雨!!

せっかくのチャンスが…と、ガッカリするのはまだ早いです! 

雨の日だからといって、窓を開けて換気をしてはいけないという事はないのです。

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雨の日でも換気をしていいのはなぜ? 

「雨が降ってる時に窓なんて開けたら余計に湿った空気が入ってくるでしょ!」

 普通はそう考えがちですけどね、実は閉め切った家の中で停滞した空気の方がカビにとっては繁殖しやすい良い空気なのはご存知でしたか?

 

分かりやすく言えば、空気の流れが無い=室内の湿気が一箇所に留まる=カビが繁殖しやすい。…と、いう理屈なんですね。 

よほどの大雨で、窓を開けると雨が部屋に入ってくるような状況でもない限り、窓を開けて空気の入れ換えをした方が絶対に良いのです! 

 

注意点としましては、一部屋につき二つは窓を開けなくてはならないという事ですね。

外から入ってくる空気と中から出て行く空気の両方を用意しないと空気の流れは発生しないのです。

 

窓が一つしかない小さな部屋やアパートの場合は本や下敷き、団扇などで外に空気を掻き出してやりましょう。

必然的に外からの空気が入って来る事になります。

 

 

空気の流れと言えば、押入れの換気についてですが、あそこは空気が篭って布団がカビてしまったりする事がありますよね?

そこでまず扇風機を用意します。押入れの襖を左右開けて片側から扇風機の風を流し込むと、もう片方の開いた場所から押し出された空気が出てきますので、空気の入れ換えができるわけです。

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❖湿気の素朴な疑問 

雨で湿度が高くても、換気をした方が窓を閉めっぱなしよりもカビが繁殖しにくいのはご理解されたと思います。

ここで一つの疑問が湧きます。

 「窓を閉めっぱなしで外からの湿った空気をシャットダウンしてたのに、何で家の中の空気が淀んでカビが繁殖してるの?」

  

実はですね、例え窓を閉めて外気の湿気をカットしているつもりでも、壁や天井などの建材を通して外気が入り込んで来てるんです。

 少しづつ、ジワジワと浸透してきて部屋の中に蓄積されてゆき、出口もないのでそのまま停滞してしまいます。

  

湿気の発生源はそれだけではありません。

台所やトイレ、洗面所やお風呂場等の水回りから常に湿気が発生しているので、家の中は浸透してきた外気の湿気と家の中で発生した湿気でもう大変な事に!

 家の中で水を使わない生活は不可能ですからね。

 

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❖湿気の対策には炭を 

冒頭でも触れましたが、共働きのご家庭などは一週間近く朝から晩まで窓を閉めっぱなしの状態になってしまいますよね。 

梅雨時期は一週間でもカビが繁殖するには十分な時間ですので、その間多少なりとも湿気対策になるアイテムを部屋に置いておきましょう。

  

それはです。炭には目に見えない穴が無数に空いていて、これが湿気を吸い取ってくれますし、消臭効果もあるので、あのカビ臭い匂いも同時に吸収してくれます。

これを水回りや床下、空気が篭りがちな押し入れや下駄箱などに置いておくと良いでしょう。

  

天日干しなどして水気を完全に抜いてやるとまた使えますので何度も再利用できますよ。

 

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■雨の日は掃除日和! 

雨の日が掃除日和? うーん、掃除日和っていうのは、お日様サンサンの日にバーっと窓を全開にして掃除機かけてホコリをパタパタやって洗濯物干して〜…みたいな日じゃないんですか?

掃除というのは何も掃除機をかけたり、ホコリをパタパタやったりするだけではありません。

雨で湿度が高まっている時こそが狙い目の、掃除日和があるのです。

  

まず、湿気というのは空気や物が水分を含んでいるという現象ですよね?

空気の無い場所は存在しないので、湿った空気は壁や窓、家具などに100%影響を及ぼしています。 

それを逆に利用して掃除をしましょうという事で、これからご紹介しますね。

   

□窓ガラス

雨の日の掃除なので、主に部屋側になりますが、窓には手垢や手の油、タバコを吸うご家庭であればヤニなどで、内側でもかなり汚れていると思われます。 

そして先ほどお話をした通り、湿気を含んだ空気(水気)によって手垢も油もヤニもゆるくなっているので、通常よりも落ちやすくなっているという訳ですね!

 

できれば汚れが酷い外側の方をやりたい所ですけど、もし屋根が突き出ていてその下に窓があるご家庭でしたら大チャンスです! 

マンションのベランダがあるご家庭にとっては朗報ですね。

  

□換気扇やコンロ周り 

油汚れと言えば換気扇やコンロ周りですが、汚れが酷いにもかかわらず、ついつい放置してしまいがちな場所ですよね。

力も入れないとならない時もあるし面倒ですよね。

 

そこでこの機会に掃除をしてしまってはいかがでしょうか?

いや、この機会だからこそやりましょう!

 

こびりついた油汚れも湿気によってゆるくなっていますので、普段よりは力を入れる必要はないと思います。

気温が高ければ更に油はゆるくなるので尚良しですね! 

因みにですが、キッチンマジックリン等の洗剤は、ゆるんだ汚れに対して浸透しやすくなります。

液体洗剤を使う時は雨の日、湿度が高い時の方が効果も高いのです。

窓拭きのガラスクリーナーにも同じ事が言えるでしょう。

  

※ここでひとつ注意! 

液体洗剤を使って掃除をした後は、必ず最後に水拭きで洗剤を取りきり、乾いた布や雑巾で仕上げてください。 

ご存知の通りカビは水気が残っているとそこから繁殖しますし、洗剤もカビの餌となるので完全に取りきり乾いた状態にしましょう。

 

窓だろうとコンロだろうとカビは餌があれば発生するのです!

 

 

■湿気も悪い事ばかりではありませんよね 

いかがでしたでしょうか? 湿気は身体もベトつきますし、寝る時も寝苦しく、家の中にもカビが発生しやすいので本当に梅雨なんて無ければ良いのにと思いますよね。

 

しかし上で述べた通り、掃除の時に湿気が一役買ったりと悪い事ばかりではありません。

湿気の有効活用と言ったところでしょうかね。

  

特に汚れがちな窓やコンロ周りを詳しくご紹介しましたが、湿った空気が影響を及ぼしているのは部屋全体ですからね。 

テレビ画面だとか家具だとか、そういった物の汚れも落としやすくなっていますので、お時間があればご一緒に掃除してみては如何でしょうか? 

 

そして最後に、お部屋の換気は天候に拘わらず、できる限りマメに行うのが吉です。